みなさんこんにちは
もうすぐリタイヤ50代
ツキノワです
このブログではハッピーロード(経済的自由への道)の歩き方を模索している方に参考になる記事をお届けしたいという想いで作成しています
“これからの投資期間が短いのですが
多少のリスクはあっても良いです
何か良い投資方法はありますか“
との質問をいただきましたので
今回は
“レバナス+USA360で効率良く資産を増やす”
というテーマで解説します
僕の結論です
実際に僕はこの投資法を実践しています
レバナスとUSA360は相性が良く二つを併せ持つ事で
効率の良い資産形成の武器となる
というお話しです
それではよろしくお願いします
解説
価格変動の大きいレバナスと着実に資産が積み上がって行くUSA360は両方を積み立てて行くと非常に相性が良く効率が良いです
レバナスは大きく価額変動しますがUSA360の価額変動はとても小さいので組み合わせる事でバランスの取れたポートフォリオが構築出来精神的にも安心しやすいです
つまり”守りのUSA360”が”攻めのレバナス”をフォローしている状態です
こうすることでレバナス下落時に狼狽売りをせずに積立を継続しやすくなります
下落さえ耐えればその後の回復時にはレバナスがとんでもないほど上昇してくれますのでその恩恵をしっかりと享受出来ます
なので如何にレバナスをホールド出来るか が最も重要になってきます
ここでレバレッジ投資信託について説明しておきます
レバレッジ投資信託は株式や債券にレバレッジ(テコの原理)をかけることにより実際の投資金額以上のリターンを狙う投資法です
長期投資には向いていないとの意見もありますが
“資産形成期”においては非常に有効な投資手法だと僕は考えます
今回紹介するレバナスとUSA360はともに日本のレバレッジ投資信託で楽天証券やSBI証券で100円から積立が可能ですので
少額から始めて投資経験を積んでみると良いでしょう
それぞれのファンドを見ていきましょう
- レバナス(正式名称:iFreeレバレッジNASDAQ100)
- USA360(正式名称:楽天USA360・レバレッジバランスファンド)
先ずレバナス
基準価額の日々の値動きがNASDAQ100指数の2倍になるように運用されます
NASDAQ100指数は米国ナスダック市場に上場している時価総額の大きい非金融企業100社の株式で構成されています
構成銘柄としてIT、バイオテクノロジー、医療等最先端技術やサービスを提供し是会を牽引する多様な企業で構成されています
GAFAMやテスラといった主要なIT関連企業が揃っています
実質コストは1.035%でインデックスファンドよりは高いですがアクティブファンドと比べると割安といえます
値動きが激しくコロナショックでは約50%下落しましたが回復も比較的早くインデックスファンドの代表格でもあるS&P500、NYダウと比べても一番早く回復しています
次にUSA360
米国の株式と債券投資を行うバランスファンドです
基本配分は株式:債券=1:3の割合で配分されています
株式部分はVTI(全米約4000社の株式で構成されているファンド)で運用されており
実質的にファンドの純資産総額の360%(3.6倍)相当額を株式と債券に分散投資する運用となっており純資産総額の90%程度を米国株式に投資し10%で先物取引を行い純資産総額の270%程度を米国債券へ投資しています
債券部分にのみレバレッジを掛けていますので暴落時にかなり強い耐性を持っています
以上が2ファンドの特徴です
優秀なファンドですが勿論リスクもあります
知っておきましょう
リスクとしては次の2点が挙げられます
レバレッジ商品は横ばい相場に弱いです
上昇と下落を繰り返すボックス相場の場合
例えば元となる指数(NASDAQ100指数)が
1日目に10%上昇するとレバレッジ投資信託は20%上昇し結果120%となります
2日目に10%下落するとレバレッジ投資信託は22%下落し結果98%となります
3日目に10%下落するとレバレッジ投資信託は19%下落し結果79%となります
4日目に10%上昇するとレバレッジ投資信託は17%上昇し結果96%となります
元指数は100%に戻っているのにレバレッジ投資信託は100%には戻っていません
実際の相場ではこの例のように規則正しく10%づつ上下を繰り返すことはまずあり得ませんがイメージとして横ばいのボックス相場が続くとこのように元指数より乖離していきます
これが逓減リスクです
暴落時には極めて弱いです
下落時にもレバレッジが効いてしまうため大きな変動が起きます
2000年のITバブル時には最高値から-83%下落しました
1000万円が一か月で170万円にまで減少しました
そして再び最高値更新までに14年6か月掛かっています
仮に資産取り崩しの時期にこのような暴落に見舞われると狼狽売りという行動に出てしまい結果的に損を出してしまうことになりかねません
下落局面は今後も必ずやって来ます
その時に狼狽売りをせず淡々と積立を継続出来るメンタルと戦略が必要です
ではこれらのリスクを踏まえたうえでどのような投資戦略で挑めば良いのか
について解説します
解説
攻めのレバナスと守りのUSA360を併せ持つ事で下落時の動きをマイルドにしておく
この二つのファンドは相性抜群です
理由は
暴落時の取り崩しが行いやすくなります
レバナスは株式にレバレッジをかけています
USA360は債券にのみレバレッジをかけています
その為株の暴落局面でのヘッジとして極めて優秀です
コロナショックではレバナスは最大50%下落しましたがUSA360は20%程度の下落に留まっています
このように暴落時の下落幅が少ないことによって仮に取り崩し期に暴落に見舞われた時にはUSA360(債券)から取り崩しを行いレバナス(株式)の回復を待つことが可能となります
また、積立期の暴落であればUSA360を取り崩してその資金でレバナスを買い増しリターンの向上を狙う戦略が可能となります
コロナショックではUSA360はS&P500よりも下落やリスクが小さく尚且つリターンはS&P500よりも大きかったです
このようにレバナスとUSA360を併せ持つ事で株式と債券のどちらが上昇、下落してもリスクを抑えリターン向上が狙える組み合わせといえるでしょう
リスクを取ってもリターン向上を狙うならレバナスを増やし
リスクを取るのが怖いと感じるならUSA360を増やし
ご自身のリスク許容度に応じて投資比率を決めると良いでしょう
レバナス:USA360を1:1で持つと株式:債券=おおよそ50:50くらいになります
例えば毎月10000円を積み立てて行くとすると
レバナスに5000円、USA360に5000円を積み立てて行くと攻守にバランスの取れたポートフォリオとなります
レバナスは継続することが一番重要です
その為にもUSA360で守備力を高めておく事は非常に手堅い戦略だと想います
まとめ
レバナスとUSA360に毎月15000円づつ(合計30000円)10年間積み立てたとすると
直近のパフォーマンスでは1730万円の資産形成が出来たことになります
この先も今までのような相場が続く保証はありませんが株式相場は過去の歴史を見れば右肩上がりで上昇を続けていく可能性は極めて高いです
やるかやらないかでどんどん差がついてしまうので本気で資産を増やしたいのであれば多少のリスクを背負ってでも投資する価値は充分あると想います
現在は債券が低金利のため債券価格の大幅上昇はあまり期待できませんが
自分の大切な資産の守備力を高める意味で米国債を積み立てて行くのは賢明といえます
今後景気が強くなってくれば長期金利は上昇し債券価格は下落するので米国債を安く積み立てる事が出来ます
しかもUSA360の債券先物は27倍のレバレッジが掛かっているので積み上がるボリュームは現物の比ではりません
そこから景気が弱くなれば長期金利は下落し安く仕込んだ米国債が上昇する為
レバナスの下落をマイルドにしてくれます
もし長期金利が低水準であれば低金利に強いNASDAQ100の爆上げが継続するわけですから株式リターンが向上していきます
このように株式、債券のダブルスタンダードで構えることにより長期金利がどちらに転んでも恩恵を享受できるポートフォリオにしておくことが一番シックリくると想います
20代30代なら今後20~30年という長期の投資期間があり
積立ニーサで低リスクな運用で良いでしょう
しかし40 代50代は 時間がありません
失った時間を取り戻すにはレバレッジ投資は強力な味方となってくれます
というわけで今回は
というお話しをさせていただきました
あなたの資産運用の参考になれば幸いです
一歩踏み出してみてみましょう
行動すれば成功か大成功しかありません
この記事との出逢いがあなたに役立つ物になれば嬉しいです
ぜひ楽しみながらやってみて下さい
小さな一歩が大きな成長に繋がります
このブログではモヤモヤして彷徨う方に向けて人生のハッピーロードを歩いて行ける情報をお伝えしたいという想いで書いています
最後まで読んでいただきありがとうございます
それでは次回またお逢いしましょう